喪主の葬儀においての挨拶につきましては、必ずしも本人が実施しないケースがあります。具体的には高齢であるなど、人前でやり取りすることが難しいケースです。そのような時は次のポジションにある人が話すことになります。ひとつの例として、父が亡くなって、母が務めますが、高齢などで、子が務めるケースがあります。そのほか、父が亡くなって、子供が未成年のケースなどに、故人の兄弟が行なうこともあり得ます。こういった場合まず第一に、どうして当人でないのに挨拶に取り組むのかを述べる必要性が出てきます。
葬儀を実施したあと、寺院のお墓に加わる時に戒名が求められますが、予想よりも高い額の費用を要求されて驚かれることもあり得ます。とても高いお布施を費やしてまでつけて欲しいと思わないという方もいると考えられます。実際の所、戒名につきましては必ず入り用というわけではありません。付けなくても故人を弔いを行なう手段はあります。しかしながら、菩提寺があるケースでは別になります。菩提寺へと葬儀を依頼したり、或いは納骨したいと考えているケースは、授かなければ却下されてしまうかもしれません。
お通夜のトータルの時間については、およそ1時間くらいといえます。受付ついては30分ぐらい前から決まった場所でスタートします。時間になったら開式されることになります。やり方の流れとしては 、読経と焼香 、通夜の閉式及び僧侶退席がよくある順序になります。それに加えて昨今では僧侶を呼ばないで家族葬というスタイルを取る方もしばしば見受けられます。この場合、僧侶がいないため読経して焼香を行うという流れがなくて、それと引き換えに故人の気に入っていた歌を流したり、或いは参列した人が故人の思い出を話したり、スタイルは自由となってきます。
仏教葬儀においては、焼香が実施されるのが通例です。遺影前において香炉へとお香をくべるのが焼香の儀ですが、宗派によりまして細々としたマナーが異なってくることがあります。臨済宗の焼香に関しては、まず仏前で合掌礼拝して、それからお香をつまんで香炉へと入れます。そしてもう一回合掌礼拝を行なうことになります。異なる宗派では、焼香に取り組む際に手にしたお香を額にあてることがあります。そして連続で焼香を行うケースがありますが、臨済宗に関しては1回のみ焼香を行なうのが原則的なパターンになっています。