2018年05月25日
亡くなった人の葬儀を行なって、四十九日が過ぎてから初めて行なうお彼岸のことを初彼岸と呼んでいます。関東地方でお彼岸の供養をする場合に、行なわれる時期は毎年決まっています。彼岸は一年のうちに春と秋の二回あるのが大きな特徴です。
それぞれの時期に亡くなった人のお墓参りなどをすることで、故人の冥福を祈ります。このうち春の彼岸は春分の日の前後の一定の期間に行なわれます。春分の日の前三日間と後の三日間、それに春分の日を合わせて合計七日間を春の彼岸と呼んでいます。
同様に秋の彼岸は秋分の日の前後三日間と秋分の日を合わせた七日間です。そのために彼岸は一年の間に毎年、必ず14日あることになります。この期間の中から都合の良い日を選んでお墓参りなどを行います。この14日のうちで特にそれぞれの彼岸の始まりの日のことを彼岸の入りという名称で呼んでいます。
春の彼岸の入りは春分の日の三日前で、秋の彼岸の入りは秋分の日の三日前です。また彼岸の期間の最終日も特別な名前で呼ばれていて、彼岸明けという言葉が使われています。これは春分の日と秋分の日のそれぞれ三日後です。毎年春と秋のこの日までに故人の供養を行なう必要があります。