2018年07月06日
お葬式にはお清めの塩というのは多くの人に認識としてあるのですが、実は日本における最大の宗派である浄土真宗においては塩というのは別にかける必要性はないということになっています。なぜかといいますと別に死ぬことが不幸なことというわけではないからです。
喪という概念すら浄土真宗においてはあくまで正式に認められていることではなく、追善の供養なども正式な経典においてはやるべき行為として認識されているわけではないです。ソルトをかけるというのは穢れを祓うということであり、穢れというのは死ぬことで血を流すことなどから発生するわけですが、浄土真宗の場合にはお清めのための塩などというものは必要がないです。
それはこの宗派の場合、死んだら確実に極楽浄土に行くということになっているのでそれはむしろ喜ばしいことであるという認識すらあります。死ぬことが汚れとすることすら、普通は仏教では存在しないのですが、これは神道の影響があるとされています。
別にうちは浄土真宗でやっているんだから、葬式で浄化の為の道具を渡すことはないというのも悪くはないですが、自分はいるかどうかはともかくとして葬儀をしたのであれば香典のお返しにしっかりと入れておくようにしたほうが無難です。