公務員の葬儀実体験☆柴田の体験談

2018年07月22日

世界中で多様な弔い方法が存在する

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世界では必ずしも全ての国で火葬を行えるわけではありません。元々土葬を数十年前まで行い、火葬が禁じられていたカトリックの場合には、現在でも土葬を行うことを前提とした葬儀方法が主流です。また、鳥葬が有名なチベットですが、鳥葬以外にも亡くなった方の生前の生き様や病気によって埋葬方法が異なります。

伝染病や犯罪者は土葬、子供や学者は火葬に付されることになっており、偉大な僧侶の場合には塔葬と呼ばれるミイラにして葬る形と、多岐にわたっているのが特徴です。かつては沖縄でも埋葬方法に関しては独自の方法をとっていました。

いったん埋葬し、遺体が腐敗してから取り出して洗骨と呼ばれる方法をとります。骨を洗って木製や陶器の骨壷に移し変え、亀甲墓と呼ばれるお墓に埋葬しました。現在では火葬が主流となっているため、この方法はなくなっています。

ただ、葬儀の時には日本国内で精進料理を食べることが主流ですが、沖縄では肉や魚をお供えするのがよい方法とされており、参列する人も食べる形となっているのが独自の弔い方といえるでしょう。お墓を風水で決める中国や、葬儀の儀式が3年も続く独自の風習を持つインドネシアなど、世界中に多様な弔い方があることは事実です。