2019年01月03日
仏教葬儀においては、焼香が実施されるのが通例です。遺影前において香炉へとお香をくべるのが焼香の儀ですが、宗派によりまして細々としたマナーが異なってくることがあります。臨済宗の焼香に関しては、まず仏前で合掌礼拝して、それからお香をつまんで香炉へと入れます。
そしてもう一回合掌礼拝を行なうことになります。異なる宗派では、焼香に取り組む際に手にしたお香を額にあてることがあります。そして連続で焼香を行うケースがありますが、臨済宗に関しては1回のみ焼香を行なうのが原則的なパターンになっています。
それに加えて、お香を額にあてずに単純に香炉に入れるのが通例です。焼香の振る舞いにつきましては宗派によりいくらかの違いが出てくることが多いことから、あらかじめチェックしておくと安心できるでしょう。実際のところ、臨済宗の葬儀においても、時と場合によっては数回の焼香を実施することもあり得ます。こういった2回目の焼香に関しては、添え香と呼ばれていて、丁寧な型と考えられています。それに加えて、額に押しいただくこともマナー違反ということではありません。葬儀に加わるときには、別の参列者の仕方などを見つつ、その度ごとにふさわしい方式で焼香を行なうのが有効な方法です。