2019年06月22日
訃報を受けて葬儀に参列したときは、遺族の方にお悔みの言葉を伝えましょう。お悔やみの言葉を伝えるときは、頭に入れておきたいポイントがいくつかあります。まず一つ目は、簡潔に短く伝えることです。遺族は大切な人を亡くして精神的にゆとりがないばかりか、時間的にもゆとりがありません。
そのため、長々とお悔やみの言葉を伝えようとすると、遺族の方にとって大きな負担になりかねないからです。また、言葉自体にも細かな配慮が必要になります。たとえば、忌み言葉を避けることが非常に重要なポイントです。
葬儀の際の忌み言葉の代表的なのが、重ね言葉です。重ね重ね、ますます、再三といった言葉は不幸を繰り返すとされているため、使わないように気を付けなくてはいけません。他にも、亡くなった方の死因を聞かないことも大切なマナーの一つです。
遺族は心が傷ついている場合が多いため、どうして亡くなったのかという質問はタブーです。親しい間柄だった場合、どうしても亡くなった理由を知りたいという気持ちが強くなるかもしれませんが、後々その理由を知る機会がありますので、お悔みの言葉と共に聞かないように気をつけましょう。ちなみに、宗教や宗派によっても避けなくてはいけない言葉があります。たとえば、冥福を祈るという言葉はキリスト教では使いません。あらかじめ宗教や宗派を確認しておけば、使ってはいけない言葉を誤って言ってしまうという失敗がなくなります。