2020年04月28日
お葬式はお通夜と葬儀の二つからなる、故人のお別れの儀式です。お通夜は亡くなった日に行うのが一般的です。夕方6時頃から2時間ほど、故人の自宅やセレモニーホールなどで喪主が主催して行います。弔問に来た人達は受付でお悔やみの言葉を述べ、受付スタッフの「お香典」を渡すのがマナーです。
お香典は現金を不祝儀袋で包んだもので、相場は故人との関係によって異なります。仏式によるお通夜の場合、会場では僧侶による読経があります。そのあとすべての弔問客が祭壇の前でお焼香をして終わりとなり、一通りの流れが終わるまで2時間くらいかかるのが一般的です。
なお、地域によってはお通夜のあとにオードブルやお寿司をつまんでお酒を飲み故人の思い出話などを語り合う「通夜ぶるまい」という儀式があります。お通夜に参列した弔問客は、通夜ぶるまいは必ず参加するのがマナーです。
お通夜が終わったあと、日を改めて行うのが最後のお別れの儀式となる葬儀です。葬儀もお通夜と同じように、仏式の場合は僧侶による読経と弔問客によるお焼香が儀式の中身となります。「仮のお別れの儀式」であるお通夜よりもしっかりした儀式であるため、弔問客は喪服を着用して参加するのが常識です。