2020年10月30日
直葬と呼ばれている葬儀について徐々に認知度が高まっていますが、いったいどんな葬儀なのでしょうか。元々直葬とは葬儀業者の専門用語でした。病院から直接火葬場へ向かい、通夜や告別式を一切行わず、仮想のみを行う形式の葬儀です。
最もシンプルなプランとされているだけではなく、経済的な負担が少ないプランとしても知られています。かつては仏式の葬儀などを実施する過程が圧倒的に多かったのですが、日本人の葬儀に対する考え方が多様化してきた為、実施する人が増えてきました。
別名火葬式とも呼ばれており、割安な価格でできるプランとして利用する人が少なくありません。割安な価格で葬儀に費用をかけず、残った財産を遺族で使ってほしいという思いやりから、実施を選択する人も多いです。特に首都圏では亡くなった人の2割が、自ら遺言で実施することを希望していることがあるといいます。
一般的には亡くなってから24時間すぎないと仮想してはいけない法律がある為、遺族の都合などを調節し、火葬場の空き状況によって実施されるといわれています。とにかくスピーディーで遺族に負担をかけないプランとして知られていますが、亡くなった人と最後のお別れをする人が圧倒的に限られてしまうことがデメリットです。