2020年11月27日
葬儀に行くと必ず目にするものの一つに遺影があり、祭壇に飾られていることが当たり前と考えがちです。遺影には宗教的な意味があるわけではなく故人の生前の姿を写し出すアイテムであり、位牌とは異なり魂が入っているとされているものではありません。
つまり必ずしも葬儀に必要というわけではなく、なくても問題なく執り行うことができます。しかし遺影がないと故人を偲ぶ際に、故人の姿をしっかりと思い浮かべることができなかったり違和感を感じることが多いので、日本では祭壇に飾ることが一般的とされています。
どんな写真でなければならないという決まりがあるわけではないので、亡くなった時のものよりもかなり若い写真を使用する人もいます。近年では終活の一環として遺影に使う写真を撮影しておくという人も増えており、気軽に自分の納得できる写真を撮影することが可能となっています。
祭壇のグレードによって葬式を執り行う際に必要となるトータル費用にも、大きな差が生まれることは頭に置いておくべきです。どんな葬儀にしたいのかある程度希望を明確にしておき、無駄なオプションはつけないようにすることも大切であり、予算に合わせて最適な葬儀を執り行うようにしましょう。