2020年11月30日
葬儀をするときには会食をすることがあるので、そういった場面では目的を理解して参列をすることが望ましいです。まず目的の一つとしてあるのが、故人と一緒になって遺族や親族がお別れの供養をする席になっていることがあります。
お別れをするというのは故人のためという大義がありますが、実際には残された家族が時間をかけて死を受け入れる貴重な儀式となっていますので、ただの食事会ではないということです。またもう一つの目的としては、近くでもまた遠くからも弔問に来てくれた方たちへのお礼として会食をするということがあります。
こういう会食をする時間を設けることによってお礼という感謝の気持ちを表すことや、同じように故人との別れの時間として共有してもらうことで、心の支えにすることができます。家族の中には親に対して十分な看病をすることができなかったという後悔を感じる人もいますが、このような会食の席で周りから「よくやってくれた」という言葉を聞けば心のメンテナンスにもなります。
同じように悲しみの時間だけではなく、新しいスタートをきることができる家族のタイミングでもあるので、しっかりと受け止めてやっていくこと葬儀の意義を高めることになります。