2020年12月02日
葬儀のスタイルもまた時代と共に変化しています。一昔前は比較的規模の大きな葬儀が主流でした。一方、近年ではどちらかというと小規模なスタイルを選ぶ家庭が増えつつあります。世間的にも小規模なスタイルが受け入れられており、それに対応する専門会社のサービスも浸透して来ました。
小規模なスタイルを選ぶメリットですが、故人の方と落ち着いてお別れの時間を過ごせる点が大きいです。参列者を大勢招待するスタイルを選ぶと、家族みんながその対応に追われます。故人の方を偲ぶ親せきの方や知人、仕事関係の方々が多ければ多い程、現実問題として家族の肉体的疲労や精神的な疲労は溜まります。
小規模なお葬式なら、文字通り身内だけで式を最初から最後まで進められるので、そういったデメリットがありません。もちろん臨機応変に故人の方と特に縁が深かった方については、個別に招待する事が出来るので安心です。
小規模なお葬式を選ぶメリットとして次に挙げられるのが、経済的な問題です。育児や住宅ローンの返済など、昨今の現役世代の方々はただ普通に暮らすだけでも、その維持費に給与収入の大半が消えていくのが実情です。豪華絢爛なお葬式を故人の方が望んでおらず、また経済的に苦しい状況にある、そんな時は小規模なスタイルを選ぶ事で無理なく故人を偲ぶ機会を設けられます。