2021年01月08日
近年日本では規模の小さな葬儀が人気を高めていますが、直葬となればためらう人が多いのではないでしょうか。もちろん故人が書いた遺言書に葬式は必要ないと書いてある場合には、それは故人の意思として有効であり火葬式のみにしても後ろめたい気持ちにはならずにすみます。
ですが中には、遺族が葬儀を執り行いたいと考えていることもあります。その場合には遺言書で葬式は不要と書かれていても、法的にそれを守らなくてはならないというわけではないので、最終的な判断は遺族の意思によるということを頭においておくようにしましょう。
故人の意思を尊重するのか、遺族の送りたいという気持ちを優先するのかしっかり考え話し合って決めるべきです。精神的に余裕がある場合には、亡くなる前に本人と家族で話し合ったり、親戚にも相談して了解を得ておくようにしましょう。
あらかじめ準備しておくことにより、いざという時に頭を悩ませる必要が減り精神的な負担も軽減します。一昔前は直葬に対して理解を示さない人も多く、遺言で希望している場合でも実現させることができない遺族も多かったですが、近年では規模の小さな葬儀が身近であり理解を示す人が増えているので、今後さらに需要が高まっていくと言えます。