2021年03月04日
葬儀を行う場合は遺族側はどのような式にするか決める事になりますが、一般葬や家族葬の他に選ばれているタイプの式として1日葬があります。これは本来であれば通夜や告別式を2日間に分けて行われる式ですが、1日葬の場合はその名前の通り通夜と告別式を1日で執り行う葬式の種類となります。
実際には通夜は行われず告別式と火葬を1日で行うと考えると、イメージしやすいと思います。1日葬が選ばれる理由の1つとして、参列者側への配慮が大きく上げられます。高齢者の方が2日間の両方を参列するのは体力面でも負担になる場合が多く、付き添う家族がいた場合も家族側への負担にもなります。
そのためより負担を抑えるために、1日で葬式自体を済ませる事ができるのが大きな特徴です。また2日間に分けた場合に遠方から参列する人には、交通費だけでなく宿泊といった負担も発生します。それを1日に済ませることで、宿泊費だけでも負担を抑える事が出来ます。
また様々な事情によって参列するのに予定をとる事が難しい場合であっても、その負担を1日に抑える事が出来ます。参列者側への配慮の他に遺族側にとっても、参列者への対応や費用面でも1日にする事でぐっと抑える事が可能です。