2021年04月08日
ひと昔前は葬儀社に任せるケースが多かったのですが家族葬、密葬で祭壇を遺族が選ぶケースが増えてきています。ちなみに故人を供養する為に葬儀会場の正面に設置される棚のことを指します。さらに大きさだけではなく、宗派により飾るモノや飾り方が異なり相場も違ってきます。
一例を挙げると白木祭壇は仏式の葬儀で、一番多く使用されるモノで白木で作られているのが特徴です。中央に遺影を設置し、周辺に白い生花を飾るのが一般的、基本レンタルですがそれでも20万円程の費用がかかります。
日蓮正宗の場合は枯れることのない樒を使用するのが特徴で、大体30万円程が相場です。他にも神式は、素材に白木が使われていて三種の神器と言われる八咫鏡、天叢雲剣、八尺瓊勾玉のレプリカが飾られます。あとお供え物に神饌物と言われる米や塩、海の物、川の物、山の物、季節の物を用意して飾るのが一般的です。
あと中央部分には鏡を設置して、その両脇に刀、勾玉を五色旗に吊るして置くのが基本的な配置となり、遺影は鏡より一段下で、右側に置くようにして下さい。他にも神道式だと焼香は使用せずに玉串を奉奠するなどの決まりがあります。また神式にかかる費用も30万円くらいが目安と言われています。その他にも他にもキリスト式や花祭壇などいろいろあるので、家の宗教や仕来りなどを確認した上で選ぶ必要があります。