2021年06月14日
直葬は数あるいろんなお葬式のプランの中で一番安いとされる葬儀プランです。その代わりに最も簡素に出来上がっています。ふつうのお葬式は通夜と告別式の2日間にわたって行われますが、このプランでは通夜は行われません。
そして告別式に相当する日でもお寺の住職さんも司会進行の人を呼ばずに簡素に終わらせて火葬場へ行って遺体は焼却されてしまいます。また経費を切り詰めるために祭壇のお花や果物もなく、遺影も飾られることもありません。
さらに遺体の腐敗防止のためのドライアイスさえ1日分しか用意してもらえません。もし不満があれば追加料金を出すことでこれらの問題は解決されます。もう1つ重要なのは死亡診断書はほとんどの葬儀プランでは葬儀社スタッフが代行して提出してくれますが、このプランでは遺族自らが市町村役場に提出して火葬許可証明を取得しないとなりません。
このように最も安価ながら最も簡素な直葬プランですが、プラン自体の価格は一般葬や家族葬に比べて約半額以下とかなり安くなります。ただしすべての葬儀社がこのプランを提供しているとは限らず、一部の葬儀社ではプラン自体がない場合もあるので事前にホームページを見るなどして注意する必要もあります。