公務員の葬儀実体験☆柴田の体験談

2017年08月24日

重ねるを連想させないことが大事

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葬儀のお知らせが来たとき、参列できないためにせめてお供えをということで、斎場にお供えを送ることがあります。その際、職場の人たちなど複数が集まってお供えをすることがありますが、相手先は一か所なので、宅配便でまとめて送ることになるでしょう。

その際に気を付けておきたいマナーとして挙げられるのが、同時にお届けをする場合ののしの掛け方です。一般的にはそれぞれの品に、誰が贈ったのかがわかるようにのしを掛けますが、葬儀の場合では複数の品にのしを掛けることを重ねると考え、不幸が重なることを連想させるため、すべての品にのしを掛けるのはタブーです。

そのため、もっとも金額の張るものや、サイズの大きい品物を選び、ひとつだけを選んでのしを掛けます。お供えの品物には、誰が贈ったのかがわかるように外のしで掛けるのがマナーで、その他の品には内のしを掛けておくことで誰が贈ったかわかるようにしておきます。

こうしておけば、斎場にお供えしてもらうにあたり、誰から来たかがわかると同時に、不幸が重なるということでタブーとされるマナーも守ることができます。参列できないときはもちろん、できるときの贈り物の際も同じことが言えますので、知っておきたい知識です。

最近は宅配便で届けることも多いので、特にのしの掛け方には注意を払い、慎重にしなくてはならないといえるでしょう。気にしない人も増えてきていますのが、一方で大切な人を亡くした家族にとってデリケートな部分であることも確かです。