2017年09月12日
訃報が届き葬儀に参列する際に必要となるのが香典ですが、そう頻繁に渡す機会があるものではないのでマナーがわからず困るという人も多いのではないでしょうか。金銭面で助け合うという相互扶助の精神があり、現金を不祝儀用の水引を結んだ袋に包んだものとなっています。
昔は故人に対してお線香や香木、抹香などをお供えしていましたが、現代では代わりに現金を送るようになりました。しかしただ現金を包めば良いというものではなく、金額や不祝儀袋の書き方、お金の包み方など様々なマナーがあります。
まず金額としては、亡くなった人との関係性や自分の年齢、立場によって変わってきます。金銭面で余裕がないときでも、気持ちだけでもと考えるのは良いことと言えますが三千円以下は香典返しでかえって赤字にさせてしまうことになりかねないので避けるようにしておきましょう。
新札を包むと葬儀を予想し準備をして置いたという意味に捉えられてしまい、大変失礼な行為になります。しかしあまり古いお札も失礼ということも忘れてはいけません。近年では新札に折り目をつけて包むというケースが増えています。
お札を包むときには人物が書かれた面を中袋の下に向けて包むのがマナーです。不祝儀袋は包む金額に合わせてグレードを変えるようにしておきましょう。持参する際には、不祝儀袋をそのまま持っていくのではなく袱紗に包んだ状態で持っていくのがマナーとなるので気をつけておきましょう。